閑谷学校

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岡山県備前市

閑谷学校

旧閑谷学校は、岡山県備前市にある、岡山藩主・池田光政が開いた江戸時代前期の庶民のための学校跡。講堂は国宝、敷地は特別史跡に指定され、窯変の瓦と石塀、秋の紅葉で知られる。

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このスポットについて

旧閑谷学校(きゅうしずたにがっこう)は、岡山県備前市閑谷にある、江戸時代前期に開かれた学校の跡です。岡山藩主の池田光政が藩士の津田永忠に命じてつくらせたもので、庶民の子弟も学べる学校として知られ、「日本最古」の庶民のための学校とも紹介されています。講堂は国宝、敷地全体は特別史跡に指定されています。

歴史をたどると、1666年に光政が閑谷の地を訪れて建設を決め、1670年(寛文10年)に工事が始まり、1674年ごろまでに学房や講堂、聖堂などがそろいました。当初の建物は茅葺きでしたが、光政の没後の1682年以降、津田永忠らが聖堂や講堂を建て替え、石塀や門を整え、屋根を耐久性のある瓦で葺きました(整備は1702年ごろまで続きました)。この瓦は釉薬を使わない窯変の瓦で、300年ほどを経ても割れにくいとされます。明治初年に閉鎖された後も、名前を変えながら教育の場として使われ、1964年に校舎としての役目を終えました。

見どころは、まず国宝の講堂です。漆塗りの磨き込まれた床と、重厚な瓦屋根の大きな建物が特徴で、入母屋造の大きな屋根が目を引きます。敷地は石塀で囲まれ、小斎、文庫、聖廟、閑谷神社など、多くの建物が重要文化財に指定されています。境内には2本の大きな楷(かい)の木があり、周辺の山々の紅葉も見事です。

時期のおすすめは秋です。紅葉のころには「ようこそ秋色づく閑谷へ」と題したイベントが開かれ、ライトアップも行われます(実施日と入場券の扱いは公式サイトで確認してください)。静かな谷あいなので、人の少ない朝の時間帯もおすすめです。見学の所要時間は、境内をゆっくり歩いて1〜1.5時間が目安です。史跡内は飲食禁止で、ペットの同伴もできません。国宝の講堂には廊下からのみ上がれ、中には入れません。

アクセスは、JR山陽本線の吉永駅からタクシーで約5分、赤穂線の備前片上駅から約15分、伊部駅から約20分です。史跡内には閑谷学校資料館があり、椿山や石門、黄葉亭、津田永忠宅跡なども巡れます。入場には料金がかかり、駐車場は無料です。

最終更新日 2026年10月27日

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