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このスポットについて
原尻の滝は、大分県豊後大野市緒方町にある、大野川水系の滝です。幅は約120m、高さは約20mあり、「日本の滝百選」に選ばれています。名瀑というと深い山の奥を思い浮かべがちですが、この滝は田んぼが広がる平らな土地の中に、突然ぽっかりと現れます。その姿から「東洋のナイアガラ」とも呼ばれています。
滝をつくった岩は、約9万年前の阿蘇山の噴火による火砕流(阿蘇4火砕流)が固まってできた溶結凝灰岩です。この岩が川に削られて崩れたことで、現在の段差が生まれました。崖の面には柱状節理という、縦に割れた岩の筋が見られます。近くの沈堕(ちんだ)の滝も、同じ成り立ちの滝です。
見どころは、滝を間近で見られる歩いて回れる環境です。滝の下流には滝見橋と呼ばれる吊り橋がかかり、滝を横から眺められます。滝のすぐ上流には沈下橋もかかり、これらの橋を渡って滝の周りを一周できる遊歩道が整備されています。遊歩道からは、滝つぼ近くまで下りて水しぶきを感じることもできます。崖の縁や濡れた岩は滑りやすいので、足元には十分に気をつけてください。
左岸の下流側には道の駅「原尻の滝」があり、レストランや売店があります。滝を見学するときは、道の駅の駐車場を利用できます。上流側に約500m進むと、大正12年(1923年)に造られた5連アーチの石橋「原尻橋」があり、滝とあわせて田園風景を楽しめます。
季節ごとの楽しみもあります。4月には滝のそばの田んぼにおよそ50万本のチューリップが咲く「緒方チューリップフェスタ」が開かれます。期間中は、滝周辺の車の乗り入れが制限されます。見学の目安は、散策と写真を含めて1時間から1時間半ほどです。
アクセスは、JR豊肥本線の緒方駅から車で約10分、中九州横断道路の朝地ICからは県道46号経由で10〜15分ほどです。周辺では、名城として知られる竹田市の岡城跡(約4km)などと組み合わせると、豊後大野から竹田にかけての一日コースになります。
最終更新日 2026年10月27日
