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このスポットについて
豊田市美術館は、愛知県豊田市小坂本町の高台に1995年に開館した市立の美術館です。設計は建築家の谷口吉生で、鉄とガラスによるシンプルなモダニズム建築として知られています。建物は地形の傾斜に沿って建てられ、1階と2階がどちらも地面に接しているのが特徴です。展示室から別の展示室がわずかに見えたり、廊下から市街地の眺めが開けたりと、歩きながら空間の変化を楽しめるよう工夫されています。 この一帯は、かつて挙母城(七州城)があった場所です。美術館の敷地には、1978年に当時の石垣を生かして再建された隅櫓が残り、隣には明治まで寺部城にあった建物を移築した書院「又日亭」、茶室「童子苑」があります。ランドスケープデザインはピーター・ウォーカーが手がけ、大きな人工池に美術館の建物が映り込みます。池の対岸には彫刻の散歩道が続き、ダニエル・ビュレン、ヘンリー・ムア、リチャード・セラ、ソル・ルウィット、青木野枝、アルナルド・ポモドーロなどの屋外作品を、館の外を歩きながら見て回れます。 コレクションは、20世紀初頭の日本画、アーツ・アンド・クラフツ運動やウィーン分離派、バウハウス、シュルレアリスムに関わる美術・デザイン作品から、1990年代以降の日本の現代美術まで幅広く集めています。イタリアを中心とする戦後ヨーロッパ美術にも力を入れ、小堀四郎や宮脇晴・綾子の作品を常設で展示しているほか、サルバドール・ダリの作品も所蔵しています。併設の髙橋節郎館では、漆芸作家・髙橋節郎の作品を見られます。館内にはミュージアムショップ、レストラン、ライブラリーがあります。 季節を問わず楽しめますが、屋外作品や池を含めて歩くなら、天気のよい日の日中がおすすめです。展示と庭園、城跡の一角を合わせて、見学の目安は1時間半から2時間ほどです。展覧会ごとに展示替えがあり、展示替えの期間は休館になるため、訪問前に公式サイトで開館日を確かめてください。 アクセスは、名鉄豊田市駅または愛知環状鉄道の新豊田駅から徒歩約15分(約800m)で、車なら東名高速の豊田ICから約15分、無料の駐車場があります。隣接地には2024年4月に開館した豊田市博物館があり、美術館とともにピーター・ウォーカーが庭園を設計しています。
最終更新日 2026年10月26日
