一乗寺

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兵庫県加西市

一乗寺

一乗寺は、兵庫県加西市坂本町にある天台宗の寺院。1171年建立の三重塔が国宝で、西国三十三所の第26番札所としても知られる。

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このスポットについて

一乗寺は、兵庫県加西市坂本町の山あいにある天台宗の寺院です。山号は法華山、本尊は聖観音菩薩で、西国三十三所の第26番札所になっています。崖に張り出すように建つ本堂と、その脇に立つ三重塔が印象的な古刹で、境内全体が静かな山の気配に包まれています。 寺の伝承では、開基は法道仙人とされ、白雉元年(650年)に孝徳天皇の勅願によって建てられたと伝えられます。現存する三重塔は承安元年(1171年)の建立で、中世には真言律宗の律院も併設され、叡尊が1285年に訪れたことが知られています。現在の本堂は寛永5年(1628年)に姫路藩主・本多忠政の援助で再建されたものです。1998年の台風で本堂が被害を受け、1999年から半解体修理が行われました。 最大の見どころは国宝の三重塔です。伏鉢の銘から承安元年の建立と分かっており、建立年代がはっきりしている古い塔として貴重とされています。同じく国宝の絹本著色聖徳太子及び天台高僧像10幅は平安時代、11世紀後半ごろの作です。重要文化財には、金堂(本堂・大悲閣)、護法堂、妙見堂、弁天堂、石造五輪塔などがあります。懸造(かけづくり)の本堂は、縁から三重塔を見下ろせる位置にあり、塔と山の景色を一度に眺められます。奥の院には開山堂、賽の河原、石造九重塔などがあります。なお、宝物館は通常非公開で、公開は年2日(4月4日と11月5日)のみです。 春は桜、秋は紅葉の名所として知られ、塔と木々を重ねた眺めが楽しめます。境内には石段や坂道があるため、歩きやすい靴で、奥の院まで巡る場合は時間に余裕を持って訪れると安心です。 周辺には、同じ加西市内の酒見寺や、登録有形文化財の北条鉄道・法華口駅があります。拝観時間・拝観料などは、訪問前に寺へ確認してください。 寺には、建物のほかにも貴重な絵画・彫刻が伝わっています。重要文化財には、絹本著色阿弥陀如来像、絹本著色五明王像、銅造観音菩薩立像、木造法道仙人立像、木造僧形坐像などがあります。境内入口の近くには、常行堂や法輪堂(経蔵)もあります。

最終更新日 2026年10月26日

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