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このスポットについて
南宮大社は、岐阜県不破郡垂井町の南宮山の麓にある神社で、美濃国の一宮です。主祭神は金山彦命で、鉱山・金属の神として知られ、金属や鍛冶に関わる人々から篤く信仰されてきました。式内社(名神大社)で、旧社格は国幣大社です。
社伝では崇神天皇の時代の創建とされ、壬申の乱(672年)では天武天皇が戦勝を祈願したと伝わります。平安時代の『延喜式神名帳』にも名神大社として記載され、1017年に後一条天皇から賜ったという駅鈴が現在も宝物殿に伝わります。1600年の関ヶ原の戦いで社殿は焼失しましたが、1642年に徳川家光の命で再建され、現在の朱塗りの社殿群はそのときの姿を伝えています。
境内の見どころは、本殿・幣殿・拝殿・回廊・勅使殿・高舞殿・楼門など、1966年に国の重要文化財に指定された18棟の建造物です。なかでも高舞殿と楼門は、和様と唐様を折衷した「南宮造」の代表的な建築とされ、朱色の社殿が緑の森に映えます。石輪橋や石鳥居なども重要文化財です。毎月1日と15日には花手水が設けられるほか、5月5日の例大祭で行われる蛇山神事などの「南宮の神事芸能」は重要無形民俗文化財に指定されています。11月8日にはふいご祭が行われます。
初詣や例大祭の時期は参拝者が多く、境内の朱色が最も映えるのは晴れた日の午前中です。境内をゆっくり歩いて参拝するだけなら、所要時間は1時間ほどが目安です。式内社や一宮という古い格式をもつ神社で、朱塗りの社殿を見ながら歩けるのも魅力です。5月4日の御田植祭など、季節ごとの神事もあり、折々に訪れて違う表情を楽しめます。宝物殿に伝わる太刀「三條」は、例年11月3日の文化の日に一般公開されます。
周辺には、関ケ原古戦場や養老の滝・養老天命反転地などの掲載済みスポットがあり、車で組み合わせて巡れます。JR垂井駅から歩ける距離なので、東海道本線で訪れ、垂井の宿場町を散策する旅にも向いています。
最終更新日 2026年10月28日
