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このスポットについて
報国寺は、神奈川県鎌倉市浄明寺にある臨済宗建長寺派の寺院です。正式には功臣山報国建忠禅寺といい、本尊は釈迦三尊。境内の竹林が名高いことから「竹寺」とも呼ばれ、鎌倉東部の浄明寺エリアを代表する見どころとして多くの参拝者が訪れます。
寺伝では、1334年(建武元年)に天岸慧広(仏乗禅師)が開山したとされます。開基は足利尊氏の祖父にあたる足利家時とする説と、上杉重兼とする説があり、足利氏と上杉氏の菩提寺であったと伝えられます。永享の乱(1438年)に敗れた鎌倉公方・足利持氏の子、義久がこの寺で自刃したと伝えられます。寺には開山の天岸慧広に関わる「東帰集」や度牒・戒牒が伝わり、いずれも国の重要文化財に指定されています。2016年には日本遺産の構成文化財にも認定されました。
最大の見どころは、本堂の西側に広がる竹の庭です。約2000本の孟宗竹がまっすぐに伸び、天に向かう竹の間を縫う小道を歩くと、風にそよぐ葉の音と木漏れ日に包まれます。竹林の奥には茶席「休耕庵」があり、竹を眺めながら抹茶と干菓子をいただけます。竹林の先の岩肌には「やぐら」と呼ばれる中世の岩窟墓があり、足利氏一族の墓と伝わります。鎌倉の禅寺らしい静かな空気を味わえます。毎週日曜の朝には日曜座禅会が開かれ、鎌倉三十三観音霊場の第10番札所、東国花の寺百ヶ寺の鎌倉の札所、鎌倉十三仏霊場の第4番(普賢菩薩)にもなっています。
おすすめの時期は、新緑がまぶしい初夏や、晴れた日の午前中です。竹林は季節を問わず緑ですが、雨上がりのしっとりとした雰囲気も魅力です。拝観時間は9時から16時で、境内をゆっくり歩いて、抹茶の時間を入れても1時間ほどが目安です。
周辺には、鎌倉五山の建長寺や、鎌倉の総鎮守である鶴岡八幡宮があり、バスや徒歩で組み合わせて巡れます。鎌倉駅東口からバスで約12分(タクシーなら約7分)と行きやすく、報国寺を起点に東の寺社を順にめぐる散策ができます。
最終更新日 2026年10月28日
