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このスポットについて
岩木山神社は、青森県弘前市百沢にある神社で、津軽富士とも呼ばれる岩木山の南東麓に鎮座しています。地元では「お岩木さま」「お山」の名で親しまれ、津軽国一宮、旧社格は国幣小社とされてきました。祭神は顕国魂神(大国主神)、多都比姫神、宇賀能売神、大山祇神、坂上刈田麿命の五柱で、あわせて「岩木山大神」として祀られています。
創建は、伝承では宝亀11年(780年)とされ、坂上田村麻呂が社殿を再建したとも伝えられます。寛治5年(1091年)には「百沢寺」と称され、神仏習合の寺社として信仰を集めました。天正17年(1589年)の岩木山の噴火で社殿は全焼しましたが、津軽為信らによって再建されました。明治の神仏分離で寺院としての部分は廃され、明治6年(1873年)に国幣小社に列格しています。
現在の社殿は、江戸時代初期から元禄期にかけて、弘前藩主が造営したものです。参道の先に、楼門、拝殿、本殿が並び、本殿をはじめとする建物が国の重要文化財に指定されています。本殿は元禄7年(1694年)に四代藩主・津軽信政が建立した三間社流造で、銅瓦葺き、全面に黒漆を塗り、極彩色の彫刻を施した華やかな建物です。楼門は寛永5年(1628年)に津軽信枚が建立、拝殿は寛永17年(1640年)の建立です。その色彩豊かな彫刻から、「奥日光」と呼ばれることもあります。社務所は青森県の重宝に指定されています。
岩木山神社を語るうえで欠かせないのが「お山参詣」です。旧暦7月末から8月1日の「御来迎」にかけて、津軽各地から人々が岩木山の山頂にある奥宮を目指して登拝するもので、国の重要無形民俗文化財に指定されています。また「津軽の七日堂祭」も、国の選択無形民俗文化財です。
参道を歩いて各社殿を見て回る所要時間は、40分から1時間ほどが目安です。神社の参道は岩木山の登山道の一つにもなっています。
周辺では、弘前市中心部の弘前城が定番の観光先です。さらに足を延ばせば、世界遺産の白神山地や、縄文遺跡の三内丸山遺跡もあり、津軽地方を巡る旅の拠点にできます。車なら、大鰐弘前ICから約40分、無料の駐車場も利用できます。
最終更新日 2026年10月28日
