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このスポットについて
西鉄太宰府駅からバスで約10分。宝満山の麓の谷あいにある竈門神社は、玉依姫命を祀る古社で、「縁結び」「方除け」「厄除」の神として信仰を集めています。宝満宮とも呼ばれ、神社のある山は古くは竈門山と呼ばれました。大宰府政庁から見て鬼門にあたる方角にそびえるため、大宰府と国を守る祭祀の場になったと伝えられています。
社伝では、天武天皇2年(673年)に開山の心蓮上人が山中で修行していたところ、玉依姫の霊が現れ、その奏上によって朝廷の命で山頂に上宮が建てられたとされます。山頂の上宮の下からは、和同開珎や皇朝十二銭、奈良三彩などが出土しており、国家的な祭祀が行われていた証拠と考えられています。最澄、空海、遣隋使・遣唐使らも航海の安全を祈って登ったと伝わります。嘉承元年(1106年)には正一位を贈られ、『延喜式』では名神大社に列せられました。中世以降は修験者による信仰が盛んになりました。宝満山は、社地を含む一帯が平成25年(2013年)に国の史跡に指定されています。
山麓の下宮の社殿は昭和2年(1927年)に建てられたもので、檜の流造に銅板葺きの落ち着いたたたずまいです。平成25年には千三百五十年大祭を記念して銅板屋根の葺き替えなどの改修が行われました。境内には、願いごとを書いた「こより」を木に結ぶ「幸福の木・縁結びこより」、良縁を招くとされる「招霊の木(おがたま)」、再会や出会いを祈る「再会の木(サイカチ)」、目を閉じて岩から岩へ無事に歩ければ恋が叶うといわれる「愛敬の岩」、顔を水に映して心を清める「水鏡」など、縁結びにちなんだ場所が点在します。お守り授与所の裏手にある展望舞台からは、太宰府の街を見渡せます。摂末社には、宮本武蔵と戦ったと伝わる夢想権之助を祀る社もあります。
季節ごとの見どころも豊富です。桜は御神紋になっています。紅葉は11月中旬から下旬が見頃で、期間中は日没から21時まで夜間のライトアップが行われます(時期や時間は年により変わることがあります)。4月中旬の縁結び大祭、11月15日の例祭など、行事も年間を通して行われます。
アクセスは、西鉄太宰府駅から太宰府市のコミュニティバス「まほろば号」で約10分(100円)、「内山」で降りてすぐです。太宰府駅から歩くと約40分かかります。車では、九州自動車道の太宰府ICから約8.5キロ、約20分で、約100台分の有料駐車場があります。九州国立博物館や太宰府天満宮とあわせて巡ると、一日の行程になります。
最終更新日 2026年11月3日
