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このスポットについて
大念仏寺は、大阪市平野区にある融通念仏宗の総本山です。本尊は十一尊天得如来(阿弥陀仏と十菩薩を描いた画像)で、「亀鐘寺」とも呼ばれます。JR平野駅から歩いて行ける平野郷の町なかにありながら、約24,000平方メートルの境内に30棟以上の建物が並ぶ大きな寺院です。
伝承では、1127年に比叡山の僧・良忍が鳥羽上皇の勅願によって開創したとされ、日本で最初の念仏道場といわれます。前身は、平野の領主の私邸内に建てられた融通念仏の道場の別院とされます。良忍の没後は寺が衰えましたが、1321年に第7代の法明のもとで融通念仏の教えが復興しました。1615年に現在の地を与えられ、1703年に宗派が「融通念仏宗」の名を名乗るようになりました。
見どころは、昭和13年(1938年)に再建された本堂です。前の本堂が1908年に焼失したのち、総欅造り・銅板葺きで建てられ、大阪府下最大の木造建築とされています。境内には山門や経蔵などもあり、広い空間のなかで大きな屋根の建物をゆっくり眺められます。寺には、国宝の「毛詩鄭箋残巻」(大阪市立美術館に寄託)や、重要文化財の「明徳版本融通念仏縁起」「後小松天皇宸翰融通念仏勧進帳」なども伝わっています。
とくに知られる行事が、毎年5月1日から5日に行われる「万部おねり」です。二十五菩薩に扮した僧侶たちが来迎橋を渡って本堂に入る、お練り供養の形式の法要で、極楽浄土から迎えに来る様子を再現するものです。大阪市の無形民俗文化財に指定されており、奈良の當麻寺の練供養にならったものとされます。また、1月・5月・9月の16日には「百万遍会」の大数珠くりが行われます。
拝観は無料で、9時30分から16時30分(門は6時から17時)に参拝できます。参拝と境内の見学は30分から1時間ほどが目安です。万部おねりの期間中は駐車場が使えません。周辺には全興寺や長居公園などがあります。少し足を延ばせば、あべのハルカス(約3981m)や四天王寺(約4299m)にも出られます。
最終更新日 2026年10月28日
