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このスポットについて
佛通寺は、広島県三原市高坂町の山あいにある臨済宗佛通寺派の大本山です。山号は御許山、本尊は釈迦如来。三原市の中心部から山道を進んだ谷あいに、伽藍が静かに建ち並んでいます。広島県内でも指折りの紅葉の名所として知られています。
寺伝によれば、1397年(応永4年)に小早川春平が開基となり、愚中周及を開山として創建されました。寺名は、愚中の師である即休契了の諡号「仏通禅師」に由来するとされます。1441年(嘉吉元年)には足利将軍家の祈願所となり、最盛期には塔頭が88か寺、西日本各地の末寺が約3000にのぼったとされます。小早川氏や毛利氏の保護を受けましたが、応仁の乱以降は衰退し、明治維新後には寺領も失いましたが、のちに再興され、1905年に天龍寺派から独立して佛通寺派となりました。
境内には、1406年(応永13年)建立の含暉院地蔵堂があり、国の重要文化財に指定されています。絹本著色の「大通禅師像」も国の重要文化財で、多宝塔は登録有形文化財です。広島県指定天然記念物のイヌマキは、愚中が植えたと伝えられ、高さ約20メートルにおよびます。
見ごろは例年11月上旬から下旬にかけての紅葉の季節で、参道や境内がモミジで彩られます。紅葉の時期は混み合い、周辺で交通規制が行われることもあるため、事前に確認すると安心です。春や初夏の新緑の時期は静かで、落ち着いて境内を歩けます。参拝と散策で、所要時間は1〜2時間ほどが目安です。JR本郷駅からもバスで約30分ですが、本数が少ないので事前に時刻を確認してください。山あいの寺なので、秋は朝夕に冷え込みます。歩きやすい靴で出かけると、参道から伽藍までゆっくり見て回れます。禅寺らしい静かな境内で、季節ごとの景色を味わえる場所です。
中国三十三観音霊場の第12番札所、山陽花の寺の第21番札所でもあります。年中行事としては、2人の開山を偲ぶ法要が春(4月15・16日)と秋(9月24・25日)に営まれます。
最終更新日 2026年10月28日
