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このスポットについて
伊和神社(いわじんじゃ)は、兵庫県宍粟市一宮町須行名にある神社で、播磨国の一宮です。『延喜式』の神名帳に載る古社で、名神大社に数えられます。主祭神は大己貴神(おおなむちのかみ、伊和大神)で、少彦名神と下照姫命が合わせて祀られています。海神社(神戸市垂水区)、粒坐天照神社(たつの市)とともに、播磨三大社の一つとされます。
『播磨国風土記』には祭神が伊和大神として記され、国土を開いた神と受け止められています。大同3年(808年)に神封13戸が充てられ、元慶5年(881年)には正四位下の神階が授けられました。明治期に社格が上がり、1912年(明治45年)に国幣中社に列しています。伊和大神は、地元の古代豪族である伊和君が祖先を神格化したものともいわれ、町名の「一宮」も、この播磨国一宮にちなみます。
境内の見どころは、社殿の向きです。本殿は入母屋造で、北向きに建てられています。鶴石の上に大きな白鶴が2羽、北向きに眠っていたことから、北向きに社殿を築いたという伝承が残ります。本殿の裏には霊石の鶴石があり、鶴石拝所が設けられています。この周りの社叢は、神託を受けて一夜のうちに杉や檜が群生したと伝えられるものです。
年中行事は、10月15日の例祭(16日は渡御祭)が知られています。61年ごとの甲子の年に行われる三ツ山祭や、二百十日の約1週間前に行われる風鎮祭も、この神社ならではの祭りです。西南約400メートルには、5世紀後半ごろの築造と推測される一つ山古墳があり、古代からこの地が開けていたことをうかがえます。
アクセスは、中国自動車道の山崎ICから車で約13kmで、道の駅播磨いちのみやの駐車場(36台・無料)が使えます。電車とバスでは、姫路駅から神姫バスで山崎方面へ向かい、乗り換えて「一の宮伊和神社」バス停で降りる行程になります。参拝の所要時間は、境内を静かに歩いて30分から1時間ほどが目安です。周辺には、圓教寺(約23km)、酒見寺(約28km)、姫路セントラルパーク(約29km)などがあり、播磨の観光とあわせて訪れやすい場所です。
最終更新日 2026年10月29日
