ABOUT
このスポットについて
金泉寺は、徳島県板野郡板野町大寺にある高野山真言宗の寺院である。山号は亀光山、院号は釈迦院といい、本尊は釈迦如来で、行基の作と伝わる。四国八十八箇所の第3番札所であり、阿波西国三十三観音霊場(東部)の第23番、阿波北嶺薬師霊場の第9番札所でもある。
寺伝によれば、天平年間(729〜749年)に聖武天皇の勅願で行基が本尊を刻み、金光明寺と称したのが始まりとされる。弘仁年間(810〜824年)に空海が水不足を解消するために井戸を掘ったところ霊水が湧いたことから、寺号を金泉寺に改めたと伝わる。のちに亀山法皇が三十三間堂に倣った堂を建て、山号を亀光山に改めたともいう。1582年には長宗我部元親の兵火で大師堂を除く大半が焼失したが、その後に再建され、1674年には南山国師が中興したとされる。境内から奈良時代の瓦が出土しており、創建は奈良時代にさかのぼると考えられている。寺は板野町の指定史跡になっている。
境内では、朱塗りの山門(仁王門)にまず迎えられる。門を入ると「ごくらくばし」と呼ばれる小さな橋があり、正面に本堂、右手に大師堂が建つ。大師堂は2008年に改築された。ほかに護摩堂、観音堂、閻魔堂、鐘楼、多宝塔、長慶天皇の御陵がある。八角観音堂には、源義経が屋島の戦いへ向かう途中に戦勝祈願をしたと伝わる聖観音が祀られている。納経所の前の庭園には「弁慶の力石」がある。
最大の見どころは「黄金の井戸」で、弘法大師が掘った井戸と伝わり、長寿をもたらす霊水として知られる。寺名もこの井戸に由来する。
四国八十八箇所の巡礼では、第1番の霊山寺から数えて3番目にあたる。第4番の大日寺までは約5kmで、歩けば約1時間、車なら約8分である。境内の見学だけなら30分から1時間ほどを目安にするとよい。直線で3〜4km圏内に、第1番霊山寺、大日寺、第5番の地蔵寺など近隣の札所がある。宿坊はない。駐車場は無料で、普通車14台分がある。
最終更新日 2026年10月29日
