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このスポットについて
廿日市市の上平良に鎮座する速谷神社は、安芸国の二之宮として知られる古社です。宮島の厳島神社に近い場所にあります。祭神は飽速玉男命(あきはやたまおのみこと)で、『国造本紀』では安芸国造の祖と記される神とされています。
創建の時期は明らかではありませんが、1,800年以上の歴史があると伝えられています。文献には、811年の『日本後紀』や、905年の『延喜式神名帳』に名が見えます。『延喜式神名帳』では名神大社に列せられ、安芸国三社(速谷神社、厳島神社、多家神社)の筆頭として朝廷の尊崇を受けていました。かつては安芸国の一之宮だったと考えられ、平清盛が厳島神社を崇敬して以降、二之宮と呼ばれるようになったとされます。9世紀には神階が上がり、935年の藤原純友の乱の際にも祈願が行われました。
戦国時代には大内氏や毛利氏が崇敬し、江戸時代には広島藩主の浅野氏も崇敬しました。こうした由緒から、安芸国の総鎮守、山陽道を守る社として、交通安全、殖産興業、延命招福の神として信仰されています。2024年10月には、創建1,800年を記念する祭事が行われ、皇室からの奉幣があったとされます。
境内には、本殿、拝殿、神門などが整い、安芸国造に関する碑も建てられています。神宝館には狛犬や尊海文書などの宝物が収められています。近代の社格制度では国幣中社に列せられ、戦後は神社本庁の別表神社となりました。とくに交通安全の信仰が厚く、「車を買ったら速谷さん」と言われるほど親しまれ、車のお祓いは日中に随時行われていて、予約は不要です。広島電鉄の電車やバスの安全祈願も行われてきました。例祭は10月12日に行われます。
所要時間は、参拝と境内の散策で30分から1時間ほどが目安です。無料の駐車場があり、車での参拝にも便利です。周辺には、厳島神社、宮島水族館、弥山といった宮島の名所があり、あわせて訪れる旅程が組めます。
最終更新日 2026年11月4日
