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このスポットについて
根来寺は、和歌山県岩出市にある新義真言宗の総本山で、山号を一乗山、正式には一乗山大伝法院根来寺といいます。国宝の大塔を中心に、中世から近世にかけての大寺院の面影を今に伝えています。 寺の歴史は1130年、高野山で修行した覚鑁(興教大師)が小伝法院を創建したことに始まります。1140年に高野山での対立が激しくなると、覚鑁の門徒たちは根来の地へ移りました。室町時代の末には多くの堂塔と大きな僧兵集団を抱える寺勢となり、はじめ織田信長と結んだものの、のちに豊臣秀吉と対立し、1585年の秀吉の紀州攻めで大半が焼かれます。このとき大塔と大師堂は焼け残りました。その後再興が進み、1976年からの発掘調査では、かつての寺域の広さを示す遺構や遺物が見つかっています。 最大の見どころは、国宝の大塔です。1547年に建てられた多宝塔で、高さは約37m、幅は約15mあり、日本最大の木造多宝塔とされます。堂内に入って参拝できます。重要文化財の大伝法堂は1827年に完成した本堂で、大日如来・金剛薩埵・尊勝仏頂を本尊としています。ほかに、開祖・覚鑁の像を祀る光明殿(光明真言殿、1801年建立)、修験道の祖・役行者を祀る行者堂、聖天池に建つ聖天堂が重要文化財です。聖天堂の赤い須弥壇には、室町時代に始まる根来塗の技が見られます。名草御殿の脇にある江戸時代の庭園は、1958年に国の名勝に指定されました。滝と池のある庭は、本坊から眺められます。 春は桜、秋は紅葉の名所としても知られます。拝観時間は4月から10月が9時10分から16時30分、11月から3月が9時10分から16時までです。10月下旬は法要のため大塔や大伝法堂に入れないことがあるので、事前に寺務所へ確認すると安心です。堂塔を一通り巡るのに1時間から1時間半ほどを見込むとよいでしょう。 周辺では、約15km離れた和歌山城とあわせた半日から1日の旅程が組めます。関西空港から車で約30分、大阪市内から約60分という距離にあり、寺院めぐりの日帰り旅行にも向いています。
最終更新日 2026年10月25日
