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このスポットについて
熊野速玉大社は、和歌山県新宮市新宮にある神社で、熊野本宮大社・熊野那智大社とともに熊野三山を構成しています。主祭神は熊野速玉大神と熊野夫須美大神で、旧社格は官幣大社、現在は神社本庁の別表神社です。2004年には、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコの世界遺産に登録されました。 社伝では、景行天皇58年に、神々が最初に降臨したと伝わる神倉山のゴトビキ岩から現在地へ遷座したとされています。もとの地は、摂社の神倉神社(元宮)として今も祀られています。これに対して、現在地の社は「新宮」と呼ばれてきました。平安時代には十二の社殿が建てられ、熊野十二所権現と呼ばれました。社殿は上四社・中四社・下四社に分かれ、第一殿の結宮に夫須美大神が、第二殿の速玉宮に速玉大神が祀られています。明治時代の火災で社殿が焼失したあと再建され、現在の社殿は1967年に再建されたものです。 この神社の大きな特色は、文化財の豊富さです。国宝の古神宝類は1955年に指定され、1000点を超える工芸・染織品からなり、南北朝期の工芸・染織の基準作例とされています。2005年には木造の神像4躯も国宝に指定されました。このほか、神輿・神幸用船・太刀などが重要文化財に、境内のナギの大樹が国の天然記念物に指定されています。ナギの大樹は、平重盛の手植えと伝えられています。熊野三山は国の史跡にも指定されており、毎年の速玉祭と御燈祭は重要無形民俗文化財です。 境内には、国宝や社宝を展示する熊野神宝館があり、開館時間は午前9時から午後4時です。朱塗りの社殿と周囲の緑の木々が見どころです。参拝時間は午前6時から午後5時(開門時間)で、授与所は午前8時から午後5時です。境内をゆっくり歩き、神宝館にも立ち寄るなら、1時間から1時間半ほどを見ておくとよいでしょう。 熊野三山のほかの2社は、やや離れた位置にあります。熊野那智大社は約11km、那智の滝は約11km、熊野本宮大社は約23kmの距離で、熊野三山を巡る旅の起点としても便利です。アクセスは、JR紀勢本線の新宮駅から車で約5分、または路線バスで「速玉大社前」下車です。無料の駐車場(第1駐車場は普通車31台・大型バス4台)があり、繁忙期や祭礼時は臨時駐車場が開放されます。
最終更新日 2026年10月18日
