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このスポットについて
根津美術館は、東京都港区南青山にある美術館です。東武鉄道の社長などを務めた実業家で茶人でもあった初代根津嘉一郎が集めた日本・東洋の古美術を基に、1941年(昭和16年)11月に開館しました。表参道駅から歩いて行ける都心にありながら、館内と庭園には静かな時間が流れています。
建物は戦災で失われ、1954年に再建されましたが、2006年から建て替えのため休館し、2009年10月7日に新館として再開しました。設計は隈研吾で、寺院を思わせる大きな切妻屋根と、竹を配した長いアプローチが印象的です。
収蔵品は仏教絵画、書跡、水墨画、陶磁、漆工、刀剣、古代中国の青銅器などで、国宝と重要文化財を多数含みます。代表作は尾形光琳の「燕子花図屏風」(国宝)で、庭のカキツバタが咲く春(例年4月下旬から5月上旬)にあわせて公開されます。展示は年に数回入れ替わり、訪れるたびに違う作品に出会えます。コレクションは仏教美術から茶道具まで幅広く、日本と東アジアの美の流れをたどれます。
もうひとつの見どころが、約17,000平方メートルの日本庭園です。池を囲む起伏のある庭に茶室が点在しています。新緑や紅葉の時期には、都心とは思えない風景が広がります。展示を見たあとに庭を歩き、併設のカフェで一息つく過ごし方が定番です。庭の茶室は4棟あり、季節ごとに表情を変える庭を眺めながら歩くだけでも、十分に見ごたえがあります。
開館時間は10時から17時(入館は16時30分まで)で、休館は月曜日(祝日の場合は翌日)、展示替え期間、年末年始です。庭園・ミュージアムショップ・カフェの利用は美術館の入館者に限られます。展示と庭園を合わせて、所要時間は2時間前後を見ておくとよいでしょう。
表参道駅のほか、都バス渋88系統の「南青山6丁目」停留所からも徒歩約5分です。周辺には国立新美術館などがあり、美術館めぐりと街歩きを組み合わせた半日から1日の行程が組めます。
最終更新日 2026年10月28日
