賀茂別雷神社(上賀茂神社)

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京都府京都市

賀茂別雷神社(上賀茂神社)

賀茂別雷神社は、京都府京都市北区にある神社で、通称は上賀茂神社。賀茂別雷大神を祀り、国宝の本殿・権殿や葵祭で知られ、古都京都の文化財として世界遺産に登録されている。

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このスポットについて

賀茂別雷神社は、京都市北区の上賀茂に鎮座する神社で、一般には上賀茂神社の名で親しまれています。主祭神は賀茂別雷大神で、京都の下鴨神社(賀茂御祖神社)とともに賀茂神社の一社として古くから崇敬されてきました。通称の「上賀茂」は、下鴨神社との区別のために江戸幕府が呼び分けを求めたことに由来するとされます。ユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産のひとつです。 創建は社伝で天武天皇6年(677年)とされ、神武天皇の時代に神山の麓へ賀茂別雷命が降臨したという伝承も伝わります。『続日本紀』には698年に賀茂祭の騎射を禁じた記事があり、7世紀末にはすでに祭礼が行われていたことがうかがえます。平安京の遷都後は皇城鎮護の社として重んじられ、807年には正一位の神階を受けました。約400年にわたって斎院が置かれ、皇女が斎王として仕えたことでも知られます。1476年に本殿などが焼失しましたが、1628年に徳川秀忠によって境内が大きく整えられ、1883年には勅祭社に定められました。 境内の見どころは、まず国宝に指定されている本殿と権殿です。どちらも文久3年(1863年)に再建された三間社流造で、狩野派の手による狛犬の絵「影狛」が描かれています。このほか、朱塗りの楼門、拝殿(細殿)、舞殿(橋殿)、幣殿、廻廊、片岡橋など、多くの建造物が重要文化財に指定されています。参道の先、細殿の前には、神体山である神山を模した円錐形の砂山「立砂」があり、この神社を象徴する景観として知られています。明神川が流れる境内には多くの摂社・末社が点在し、曲水の宴が催される庭園「渉渓園」もあります。 年間を通じた行事では、5月15日の葵祭(賀茂祭)と、5月5日の競馬会神事がよく知られています。祭の時期に合わせて参拝すると、神社が古くから続けてきた儀礼の雰囲気を感じられます。静かな境内を歩くなら、参拝者の少ない朝の早い時間帯がおすすめで、新緑の季節や紅葉の頃も境内の木々が美しく映えます。 境内は広く、楼門から本殿までをゆっくり拝観し、庭園や摂社・末社も回ると、1時間から1時間半ほどが目安です。アクセスは、京都駅から市バス4系統で「上賀茂神社前」下車すぐで、地下鉄烏丸線の北大路駅からも市バスで向かえます。参拝者用の駐車場もあります。 周辺の観光地では、世界遺産の金閣寺(鹿苑寺)が約3km、龍安寺が約4km、二条城が約5km離れています。時間に余裕があれば、洛北の古社と洛西の名刹を一日で組み合わせて巡るのもよいでしょう。静けさと歴史の厚みを同時に味わえる、京都を代表する古社のひとつです。

最終更新日 2026年10月18日

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